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ブログを書く理由 2014-06-30 [仕事]



 私は職業柄、生きた証として思い浮かべるのはお墓のことです。この場合、重要なことは、一人の人間がこの世に生まれそしてその人生を全うした事実であります。残された人達がそのことを心に留め、想い出し対話することが出来るのは故人の魂が宿るお墓の前でしょう。生前の業績や功績の有無に係わらず、故人に特別な想いをよせることが、人が人生を生きた証と考えています。

 ところが、このような考えとは別に、お墓に墓石を建ててお墓参りをすることだけが葬送のし方ではないとする風潮が出ています。ここではその理由を詳しく書きませんが、樹林墓地、樹木葬、散骨、集骨堂、室内遺骨搬送型等、従来の墓地とは異なるイメージです。自分の世代で跡継ぎがなくなるとか、子供に面倒はかけたくないとかの理由であったとしても人が生きた証として後世の人達が思いをよせる場所はその人の魂が眠るお墓であるべきとの思いを強く持っています。

 色々な係わりを持った人達が、故人をいつの間にか忘れてしまって思い出すこともなくなったとしたら、それこそ、その故人の人生とは何であったのだろうと思うと余りにもわびしすぎると思います。

 最近建てた私の家のお墓には祖父母、父母をはじめ関係の深い故人が眠っていて、一年の中何回も思い出し対話しています。

 お墓がある限り、そして私が生きている限り続けるお墓参りの時、特に私の心の中で身近に先祖は甦ります。(おわり)




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