SSブログ

ラストワンマイル(ファーストワンマイル)(その11) 2015-07-28 [仕事]

  その記事は、全国紙の両面に亘り大きくとり上げられており、現代お墓事情を伝えていました。私の先日のブログでは触れていませんでしたが、自動搬送式納骨堂のことも紹介されていました。この搬送式納骨方法については現在進行中のビジネスモデルであり、墓石業界の誰もが参入できないということもあるとことに加え、他の観点からの見方もあり、評価は定まっていないように思います。いずれの供養の仕方にも墓石業界にとって今行われている墓石に代わる埋葬方法の選択肢が増えつつあることに黙視は出来ないわけです。そこで、私の眼をひいたのはその記事の中の囲みの記事でした。それはある大学の教授(民族学)のコメントでした。そのまま引用させていただくと「子や孫が、親、先祖を偲ぶための場所は必要だ。墓は先祖がいて、自分がいるという存在証明なのだ。小さな夫婦墓でもお墓参りをできる場所を作った方がいい」(読売新聞2015714日付)
 私としては、この中にこそ我国の埋葬文化の根源的なものが示されていると思え、石材業界はこのことをもっともっと世の人々に伝えるべき役割を担っているのではないかということです。それをどう伝えるのかが問題でまだまだ大きな影響を与える程伝えられていないのが実情です。この部分にこそ消費者が石のお墓を建てると決定するカギがありそうで、それから先のどの墓石を選ぶかは、石材業界側からはラストワンマイルをおろそかにしないことであり、消費者側からのファーストワンマイルになるわけで、本当に気に入ったものを選べる状況を提供することでありましょう。私は私なりにこれからも努力したいと考えています。(おわり)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。