SSブログ

戦略 2014-08-07 [仕事]

『通貨オプション契約問題』

円・ドルの為替レートは輸入業者にとって重要な関心事です。2000年代に入って、円安が急激に進み2002年には133.52円を記録しました。この頃メガバンクを中心にしきりに通貨オプション契約の提案があり、ドル通貨の実需がなくても、利殖を目的に為替契約をするなど、ある種のブームでした。その後、2007年から本格的に円高が進むことになり、2011年には1ドル76.77円をつけ、2013年まで円高傾向は続いたのです。今では、これから円安に進むと見られています。問題は円安をヘッジする目的で契約をした通貨オプションが長期間逆目となり契約した人々を苦しめたのです。世の中は超円高で輸入業者にとって我世の春で、本来であれば販促のため円高還元セールをしたものでしが、そうはなりませんでした。それは通貨オプション契約に縛られた人達がどれ程いたかの証しでしょう。メディアには企業倒産したニュースまで報道されました。これほど厳しい為替環境を乗り切るため、ヘッジ比率を結果的に引き下げるためにはフリーの部分として販売量をのばすしかないと思ったのです。この為あらゆる方策を駆使して売上増大を計ったのです。この戦略は功を奏し、年々売上は伸びてヘッジ比率を低くおさえることが出来たのでした。この時とった戦略について次に書きます。(つづく)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。