最近身のまわりで起きた事(非日常) 2015-12-30 (終) [カジノ]
ところで、そんなマカオで何もせずに終ったのかというと、そのようなことはなく、私にとってまたもやめずらしい体験をすることになったのです。これは記録に価する出来事でした。前に、バカラゲームの話を書いた時に、セオリーの一つとして「ツラは張れ」というのがありました。「ツラ」とは、バカラゲームの基本ルールである配られたカードの合計数字の末尾が大きいか小さいかで勝敗が決まるやり方で、その結果が見えるようにボード上のます目にバンカー(B)とかプレイヤー(P)とかが記録される時、(B)又は(P)が続けて出る型をツラと呼ぶのです。単純な確率からすれば交互に出そうなものが様々な結果となり、実際には次がどちらが勝つかは予想出来ないのが通常です。だからこそゲームになるのですが、不思議なことに(B)と(P)どちらか一方が連続して出るとその次も更に続くことが多いことから「ツラ」には張り続けることが多いというセオリーなのです。そのツラも3回から4回続いた時にそのセオリーを当てはめるべきか迷います。プレイヤーは夫々の判断で(B)か(P)かを選択します。そのまま続けて張っていくプレイヤーがいると思えば、逆に張ったりして勝敗の結果はわかれることになります。そこで偶々5回目も同じ目となったとなると殆んどプレイヤーは次の目は同じ目と信じ全員連続する目に張るのです。これが「ツラに張る」状態です。しかし仮に皆がツラに張ったからといってその通りの結果でないことは当たり前で、結果はまちまちとなります。そこで6回連続して同じ目となった時ボードのます目は6コですから、ツラ状態がよくわかります。問題は次も続くかどうかが迷うことになります。そこで迷わず同じ目に張り続けるのはとても気が楽ですから殆どの人はそうします。しかし確率を考えると7回も同じ目が出るかどうか難しい判断となります。7回目も同じ目が出たとすると、ます目ではすぐとなりの右のますに記録が出て、丁度ローマ字でLの型が出来そうです。この辺りから仲間同志L(エル)が出たと思い、場はもりあがり始めます。
さて、今回私に起きた話に戻します。実際の話、ボードの上から続けて6ますが(B)のツラとなりました。ここまではよくあるケースです。当然、続けて(B)に張るわけですが、心ではもうすぐ“P”に変るかも知れないと思いつつもセオリー通りに(B)に張り続けます。結果は(B)で連続7回のL型が見えたのです。久しぶりのL字と次第に気持ちが高まります。結論を急ぎますと、8回目も9回目も(B)が続きその後3回引き分けのを入れて都合21回(B)に張ったまま勝ち続けることが出来たのです。つまり、(P)の目が出るまで(B)は18回出続けたことになります。勿論私は、こんなことは初めてのことでした。終わり良ければ全て良しの今年の戦いでした。(おわり)