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お墓とブランド 3      [ビジネス]

冒頭、ゆうパックのトラブルのところで
経営目標の達成の為にはそれ相当の準備と覚悟が
必要と書きました。
それに、自己中心の事業感覚であってはならないとも言いました。
この原則に照らして、墓石のブランドを考えて見た時、
クリアすべき条件はどういうことになるのでしょう。
私が考える墓石のブランドは
およそ次のようになります。

1.ブランドとして消費者の認識を得るためには、ネーミングが不可欠である。

2.消費者が絶対に安心出来て、良いものと思えること。

3.消費者の要望に必ず対応出来る。

4.消費者が長期に満足感を享受できる。

上記の(1)に対して、 私は恐れ多くも
”IZUMYTOMB"と名付け、目印とすることにしました。
実はこの段階から、全ての責任を背負う覚悟をしたのです。
”IZUMYTOMB"として世に出すからにはこの後の項目
(2)(3)(4)の条件を充足させなくてはならないということに
なります。
それを可能にするのは、我社と墓石の作り手である中国石材工場との
長い付き合いから生まれた絶大な信頼関係にあります。
我社が業界初の中国での合弁工場を設立して以来、
今日まで25年間の付き合いの中、
『泉徳会』という7工場の集まりを中心に
それ以外の協力工場5社を生産拠点として
供給責任を担っています。

そして国内では、
「いずみ会」、「東北いずみ会」、「北海道いずみ会」、『安心石材店の会』という
500社を超える優秀石材店で構成されている連合体が有りますので、
消費者向けに十分にサービスが可能な体制が出来ております。

ここで、どうしても説明しなければならない事があります。
墓石は自然石から一つ一つ加工して仕上げるという製造工程を経る事から
機械を使用するとは言え、人間の手に負うところが多いことと
天然の石材という素材がこれも一つ一つ異なっていることから
JIS規格に基づく工業品と同じというわけには行かないという事です。
この為、出来たものに時々不具合が発生することがあり、
工場によって上手下手が有ります。
問題はこの不具合の発生率をいかに少なく出来るかということと
万一不具合が起きても直ちに補償対応出来るかどうかということが
大いに問われるのです。
ここに墓石のブランドのブランドたる要件が存在するのです。

次にブランドは消費者のお気に入りのデザイン通りに仕上がっていることや
要求通りの形、寸法、仕上げでなければなりません。
そして出来た製品が指定の墓所に十分な配慮のもと工事され、
安全性が保持されることが必要です。
これは経験や新技術とかがしっかりと備わっていなければ出来ない事で
据え付け工事の技倆にレベルの差がどうしても出てくるのです。
こういった事柄がブランドのもとでは保証されなければならないということです。
”IZUMYTOMB"を墓石のブランドとして世に問うということは
小売販売業者も製造工場も卸商社もが一体になって消費者(お施主)のあんしんの為に
誠意を持って当たると宣言したことでもあると考えています。

お客の満足のないところにブランドは有り得ません。
それ程にブランドの維持には重みがあると考えています。

以上、今回のゆうパックの問題から我が墓石のブランドに考えが及び
改めて気を引き締めた次第です。
とここまで書いて見たものの
いささか手前味噌を並べたようで気が引けます。
しかし墓石のブランドはこれからの生活の中で
益々重要性を持つものと信じています。
敢えて書きました。
どうかご参考になさって下さい。

ピクチャ 1.png

尚、来る7月17(土).18(日)に東京国際フォーラム

その一画にブースを設け、上記の『安心石材店の会』の活動の
一端をご紹介しています。
是非、お立ち寄り下さいますようにと願っています。(おわり)



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