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晴天杯争奪石材業界親睦野球大会に思う      [ビジネス]

石材業界の出版社の六月書房社長坂本氏が提唱して始まった野球大会が、
昨日(10月15日)神宮球場の脇の草野球場で行われました。
今回は3回目です。 

野球大会.jpg

坂本社長によると前々からこの企画を実現しようと業界各社に呼びかけていたのですが、
各社事情があって延び延びになっていたというのでした。
石材各社1社でチームを出せる程の規模の会社が以外と少なく、
ようやく業界大手の須藤石材、メモリアルアートの大野屋がチームを出すことになり、
社長としても何とか成功させたいと強く思うようになって、
我が社のような商社にもお呼びが掛かったという訳でした。

当初は勿論、我が社に野球チームなどはなく参加は難しいとして、
協賛の意味から『晴天杯』を石で作ったものを寄付することでエントリーを
お断りしていたのでしたが、或る時、須藤石材の須藤社長から、
いずみ産業がチームを作り、参加するのは当然の事、
という主旨の発言があったと聞かされ、優勝杯のみならず、
急ごしらえの野球チームを組織することにしたのです。 
坂本社長の呼びかけで集まったチームは上記の他に、
はせがわ(2チーム)、ニチリョク、マックカントウがエントリーを決め、
各社が都合に併せて参加したりしなかったりして試合が行われて来ました。
チームを出した参加会社は無論、墓石販売をしている石材業界の会社でありますが、
いわゆる石材業のイメージからするとやゝ異質に感じられる会社であり、
改めて今の石材業界の複雑な様子を象徴している姿に思えたのです。 

しかるに石材業界の中には特に地方は
昔から石材業を営んで来たのは自分達石屋であって、
他からの参入者とは仲良く出来ないと意固地に思っている石屋さんも多いのです。
時代の変化について行けないというか、変化を認めないというか、
対立する気持ちはあっても力にならず、結局業界の片隅におかれてしまう石屋さんがいます。
こんなことを思うにつけ、既に石材業を営んでいる異業種出身者を排斥するよりも
石材業界の発展と自らの繁栄のために
視野を広げて何をなすべきかを考えて対応すべき時が来ていると感じています。


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K-1チャンピオン白須康仁さんといずみストーンワールド  [ビジネス]

10月8日(金)、9日(土)はアイ・エス・グループ恒例の
秋の展示会でした。
石の街”茨城県真壁”で我々グループ4店舗が同時に開催する
石の業界では割と知られたストーンフェアです。

その中の一店のアイ・エス・カミコバタの会場へ
あの有名な(と社員は言っていました)
K-1チャンピオンの白須康仁さんが来場されました。
今回のフェアのメインイベントとして、ここでのK-1の試合に出場する
ためであるはずがありませんで、
何と奥様が我社がお世話になっている木更津の石材店さんの娘さんで、
そのご主人でした。
今回のフェアに家族一緒に参観のために来られたのです。

社員達は嬉しくなって一緒にカメラにおさまったり、
色紙にサインを頂いたりしたばかりか、
早速白須さんのブログに掲載されて、
私も今読ませて頂いた次第です。
20101009173836826.jpg

白須康仁さんのサイン

我が社のフェアは石材店様向けの卸専門の本来地味な会場ですが、
ひょっとしてチャンピオンの白須さんのように素人さんが見ても
興味深いものが多いのだろうと思います。
会場に素人さんを直接お呼びすることはありませんから、
我が社では今年から、その代わりに今の時代に合ったPCで見れる
バーチャルショップ『いずみストーンワールド』をオープンしています。
これは業者用、消費者用に目的に沿って情報発信が可能なシステムで
運営していますので、これからはこのネット上の店で商品を
鑑賞してもらえますので、
そちらへのアクセスもお願いしたいものと考えています。

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墓マイラー 『美墓』イベント   [ビジネス]

今月10日 12時から15時30分まで、お台場のカルカル東京で
お墓マイラー達によるトークショーがあります。

「墓マイラー列伝」
〜日本と世界の墓マイラーたちが巡ったお墓を一挙紹介〜

http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/1.htm


第一回「墓マイラー列伝」3月の様子
IMG_5311.jpg
左から、テリー植田さん、大塚社長、カジポンさん、
ペトルホリーさん(チェコセンター局長)、あきやまみみこさん

前回3月に『お墓日和』のテーマのもと行われたトークショーが
ことの外好評であったのでこれに乗じての開催といいます。

私がこのイベントに関心があるのは、
お墓マイラー達が巡ったお墓の話に混ざって
我国におけるお墓の建立の実情について
私が永いおつき合いを頂いている株式会社大塚の社長が
人々の興味の枠を越えてお話をすることになっているというのです。

私もブログのどこかに書いたように
『21世紀の美墓』の本を上梓したこともあって
専門家のお話に出来るだけ多くの人に耳を傾けてほしいからなのです。
世界のお墓のうんちくはそれなりに面白く聴き入ってしまうところから
更に現実のお墓を持つ意義とか人と人との絆とかにまで
思いが深まっていくことを期待しているのです。
お墓が慣習や宗教上の面からだけ考える存在だけでない、
日常の我々の生活の一部の中で考えられていく
そんな存在になってほしいと思います。


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中国ビジネス    [ビジネス]

私が先週(9月23日〜26日)所用で中国へ出張していた間に、
今問題の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件に急展開があったことを知りました。
日本側に拘束されていた船長が24日に釈放されたのでした。 
この問題は一漁船が不法に漁をしたという小さな事件として処理されることはなく、
結果的に日中の政治、外交の問題にも及び極めて憂慮すべきこととして
各方面に大きな波紋が広がったのでした。 
更には、新聞、雑誌等によるとレアアース(希土類)の中国からの輸入に
影響が一層出るのではないかといいます。
レアアースの生産は、中国は世界で97%のシェアを持っているそうです。
レアアースについては今回の事件がきっかけということではなく、
以前から別の理由で輸出に制限が加えられていたようです。 
ところで、私の本業の墓石について関連して影響があるのかどうかに
ついてでありますが、実際には現地にいる間にこういうことがありました。
通常、墓石はコンテナ船に積まれて、毎週1回日曜日に厦門を出港し、
日本の主要港に向かいます。
当然、中国の港ではその前に海関(税関)の検査の手続きをしなくてはなりません。
一般的には金曜日に書類での通関手続が行われ、その後、土曜にかけて
コンテナ積みの作業があり日曜日に出港するというものです。
たまたま中国では、22日、23日、24日が中秋節の休日で、
若干普段とは異なったやり方が予想されていましたが、
それでも今回は始めから様子が変わっていて、
税関による輸出の審査が極めて厳密に行われ、コンテナ毎、
逐一書類と突き合わせしているというのです。 
どうもこれは石材だけではなく、他の輸出貨物も同じように行われている為、
石材まで中々順番がまわって来ず、いつ終了するかわからぬということで、
このままでは本船出港が大幅に遅れてしまうという塩梅でした。
ユーザーの多くは一日でも早く到着しなければ大変困るということもあり、
通関の進捗状況がとても気になっていました。 
ところが25日(土)の夕方近くに情報が入り、
税関の検査は通常に戻ったので出港は問題なくなったというのです。
結果は私達の貨物はほぼ予定通りに積まれて事なきを得たのでした。
帰国後、27日(月)には早速日本のテレビ局から電話で取材を受け、
石材の輸入で尖閣衝突による影響の有無を聞かれました。
同業者の中には影響が有ったという返事をしたところもあったようですが、
私の方は上述した通り、結果的に問題はなかったと回答致しました。

今回この様に墓石という必ずしも戦略的商品とは無関係の商品であっても
対日本という範疇で影響を受けてしまったと推定される事が
時々起きるのです。
これも中国という国柄を見せる一面と思うのです。
私の過去の経験では、中国ビジネスに、
ある時の政治的思惑が直接・間接に色々と影を落として来たという認識があり、
私はいつもそれを乗り越えてやって来た思いがあります。
そして、中国の取引き上手には感心する他ありません。



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中国ビジネスの怪 4     [ビジネス]

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 最近知ったニュースやネットの書き込み記事の中に 
霊園業界に関するものがあり、私が興味を持ったものが北海道にあった話です。 
霊園のオーナー達の不適切な支払いに関するものでした。 
北海道で最大規模の霊園ということで、その広さ、
作りは想像を越えるものがありました。
入り口の巨大なモアイ像を模した石像群は見る者を圧倒します。 
この霊園についてはこれまでにも色々と噂さが出たこともありましたが、
とにかく今日まで建墓事業は順調に続いて来ていたようであります。 
私が特別に興味を持ったのは次の理由からであります。 

1. この霊園のお墓の石材は殆ど中国加工製品が使われており、
 当初から霊園が直接仕入を行うということで、輸入石材商社としての
 取引きの可能性が殆どありませんでした。 
 中国石材の大きな需要先と認識して取引きしてもらうべく、
 我が社もワークしたのですがかないませんでした。 
2. この霊園が契約している中国石材工場というのは、 
 中国でも有数の規模を持つ有名工場であることは知っていましたし、
 そこの若い経営者とは私は顔見知りで会うと言葉を交わす関係で、
 過去に僅か乍ら取引きしたこともあります。 
3. 私の見るところ、霊園のオーナーと石材工場のオーナーの関係は
 かなり深いもののようでしたが、その中国の若いオーナーは数年前、
 惜しくも交通事故で亡くなってしまいました。 
4. そして、この霊園にかかわる記事の中に、その中国工場のことが
 書かれてあったのです。記事はその工場と霊園オーナーとの間に 
 不明瞭な金の流れがあったことを示唆しているように読めました。
 
商売柄、墓石の市場にこの一件が今後どのような影響をもたらすのかが気になって、
ただ傍観者としてニュースを聞き流せないと思っています。 
一般的に、中国とのビジネスチャンスを求めて、たくさんの企業が色々な
動きをしているのは事実です。
特に近年のあらゆる面での中国の台頭はますます世の企業の意欲を誘います。
 
ここに来るまでの過程で、中国が時々に変化していくその時点の状況をうまく活用出来た者が、
うまいことにありつける構図も見受けられました。
中国経済がこの30年余解放路線に向かってどんどん発展を見せるのに対し、
中国の法律や行政の管理や規制が追いつかないことを察知して、
中国の役人や経営者の中にはうまい具合にやり抜ける手合いもいたかも知れないと思うのです。

彼らは高をくくって法の追跡は及ばないと危ない橋を渡るという話も良く聞きました。
そういう次元でのうまい話に乗ったものの、結局はうまい話にはならない事も
あったようではあります。
中国ビジネスの側面の話ですが、中々複雑な実体ではあります。


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中国ビジネスの怪 3     [ビジネス]


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私はこの対談にこそ、私の推理の根拠はあるに違いないと確信しました。 
出版に先立ち必ずゲラは著者又は当事者達の眼を通す筈でしょうから、
万一意に反するような表現はそこで訂正もあるわけで、
出版されて読者の手に渡る時点では当事者の考えは
印刷された文章の中から理解していくことになるわけです。
その意味からも著者の発言した言葉の中にこそ考え方のベースのようなものが 
見えると考えたのです。 
まず、何よりも対談の設定が面白いと思ったのは、
 当時得意の絶頂にあり、寵児ともてはやされるU・F・OのカリスマCEOと 
方や昔の面影が重くのしかかって未だぬぐえない元ヤオハン会長との
取り合わせはそれだけで今となっては面白すぎると言っても過言ではない程の企画性です。 
CEO谷氏、コンサルタント和田氏のそれぞれの発言に若干の食い違いがあっても、 
何となく話を合わせてしまうところがあって、一定の方向に対談は進められるのです。 
話題はあれこれあって、それなりに語られているのですが、 
私が見るところを究極的に纏めると、 
和田氏の発想の原点は同氏のかつての中国での事業展開を失敗と認めていないことでした。
一方の谷氏はこれまでの同氏の事業観として、途中の失敗は失敗でない、
成功するまでやり遂げて来たのだから失敗はないというところにあるようです。 
そういう風に考えて見ると、今明らかにされているU・F・Oの巨額融資の焦げ付き問題や、
民事再生手続がなされているという事実に照らし合わせ、 
その数年前に出版された2冊の『中国ビジネス、虎の巻』を同CEOが執筆していた頃には 
今の事態に既に突入していたか、或は少なくともその予兆を知っていたのではないかと 
いう私の推理は当たらずと言えども遠からずと思う次第です。 
何故なら、同氏はある時点の失敗は失敗と感じたとしても 
これはあくまでも途中であるから失敗ではない、 
やがて成功するに違いないと思いこんでいたため、 
あのような虎の巻を堂々と世に出せたのではないかと思うのです。 
物は考えよう言いようで、何とも解釈できてしまうことがあり、 
いっときは世の中にそのままはびこることもある好例なのかもしれません。 
損害を被った金融機関には同情の余地はないものの、 
本気で中国ビジネスを始めようと真剣に同氏の意見に耳を傾けた 
善良な事業者逹には何と言って良いかわかりません。 
ことここに至れば全ては色あせてしまいます。

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中国ビジネスの怪 2     [ビジネス]

資料によると同社長は25才で香港に初めて会社を立ち上げ、 
その後事業を発展させてU・F・OグループのCEOとなったということです。 
その間、中国上海に服装縫製工場を設け、現地労働者を800人使いOEMにて、
服飾の生産を行い、最終的に年商は1000億円になんなんとするまでに成長したのでした。
勿も週刊誌はこの年商のケタにも問題があり、
実際の商いの100倍になっているとも書かれていました。


扨、問題は日本の大手銀行をはじめ多くの地方銀行から、
この会社に巨額の300億円という融資がなされたものの、
結局返済されなかったという話です。 
もしもこれが事実だとするなら、通常の不良債権問題を通り超して、
不祥事ということになるというのです。 
銀行の甘さ加減が真っ先に思われます。 
この一件を知って、かつてバフル経済終焉の頃に
世間をにぎわせたあの事件を思い出してしまいました。 
料亭経営者の尾上縫がひきおこした詐欺事件であります。
1991年に逮捕されたのでしたが、
この時に動いた金額は延べ2兆7千億円と巨額も巨額、想像を絶するものがありました。 
負債額は4300億円と桁違いです。 
この二つの事例は全く異なる状況で起きているものの、 
どこか似通っていると思えてしまうのです。 
当人達はどこから見ても信用出来、周囲に警戒を抱かすどころか、
むしろ、周りが信頼されたがる存在だったのだろうと思います。 
その証拠に、あの懐疑的な金融機関の貸し付け担当でさえ、 
無条件(としか思えない)で巨額のお金を融資したのですから。 

それはさておき、私自身も中国とは40年近く石材ビジネスを続けて来た立場ですから、
U・F・OグループCEOの著書の内容は一応理解出来ることは認めます。 
が、概して書物の中味はいわゆるハウツーものに共通しているという印象で
私には特別に中国ビジネスに役立つような事はありませんでした。 
その上でこれらの文章のどこかに先ほどの私の推理に答えてくれる 
鍵がある筈と思ったのです。 
実は、中国ビジネスに忘れてならないあのヤオハンの和田一夫氏との対談が
掲載されていました。
和田氏の肩書きは「国際ビジネスコンサルタント」でした。 
2冊の著書の内容の中で私はこの対談に最も興味を持ちました。  
(つづく。。。)








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中国ビジネスの怪      [ビジネス]


CIMG4746.JPG
週刊誌の報道でU・F・Oという会社の谷絹子社長の記事を読み、
ネットでさらに情報を探してみたところ、
色々と書き込まれていることがわかりました。
一番私の気を引いたのは同社長が中国通で、
中国ビジネスの成功の秘訣に係わる著書を2冊上梓していた事でした。 
当時、彼女は中国と30年もの取引実績があり、 
しかも会社が急成長拡大路線を順調に歩んでいたということになっております。
となると、同社長の社会的露出も宜(むべ)なるかなと思います。 
が、ここへ来て同社の、服飾という事業の根底そのものに疑義が生じ、 
結果として、既に民事再生法の適用を申請しているのでした。
負債総額360億円にのぼる大型経済スキャンダルに 
発展する可能性もあるというのです。 
早速、或る興味から私はその2冊の書物を読んでみたいと、
取り寄せることにしました。
絶頂期に書かれたであろう内容は、
その種の書物として一応体裁が整っているのも
出版を受け持った幻冬舍M・Cの手によるからなのでしょう。 
私が興味を持ったのは書かれた内容そのものではなくて、 
私の推理が正鵠を得たものかどうか自分で確かめたかったからなのです。
私の推理とは、同社が事ここに至り事件性も出て来ている中で、
遡って執筆した頃に著者のカリスマ女性社長は
どんな気持ちでそれを書いたのか、ということについてでした。
つまり、自らの成功を疑わず、本気のままで本音を吐露したものなのか、 
それとも、水面下に隠された失敗の実体を知りつつも
夢の続きを見ようとしてたものかについてであります。
私の推理はその後者ではないかという点でした。
ここでそのなぞ解きをする前にもう少しいろいろなことを
吟味をして見ようかと思います。(つづく。。。)

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「絆(きずな)」その2 <お墓の関係> [ビジネス]

先日、墓石の業界とは直接係わりのない、ある証券会社の役員と話をした時のことです。
ご多聞にもれず最近の諸般の事情に話題が展開したのでしたが、
つまりは世界情勢、国内景気、国の政策等、一通り講釈があって、
株や為替の見通しについての見解を聞かせて頂いた中で、
はっと気付いた事がありました。

写真素材 PIXTA写真素材 PIXTA
(c) YsPhoto写真素材 PIXTA
               (c) Neo写真素材 PIXTA


 我が国の現在の社会の実体は人々の生活は楽などころか、
困窮度が増々増しているという共通の認識から、
デフレが企業経営に及ぼす影響の一つに企業の海外への拠点移行、
リストラ即ち失職者の排出、収入の低下が止まらないことになっている。
これまでの社会現象として言われて来た核家族化にも変化をもたらしていく可能性がある、
つまりは生活の為に年寄りの年金が大いに生活の足しになることに
気付き始めたのではないかという事です。 
そうなると、かつてそうだったように、2世代、3世代が共同で生活することになり、
高齢の親を大切にせざるを得なくなるし、
当然、親の死後を弔う気持ちも強くなり、
先祖の墓を守ることになっていくという話でした。 
不景気であるが故に家族関係が強くまとまるとは、皮肉なことではありますが、
日本人の原点に戻る一つのきっかけになるのかとはっとしたのでした。 
近時取り上げられている生きる為に
不在の高齢者の年金欲しさの為の不法すら生み出す今の世の中です。
始めは打算からであっても明確に現存する肉親の年寄りと一緒に住んで、
支給される年金を正当に受給し一家が絆を強くし、
生活をエンジョイする中に幸せを求める傾向が期待できるというのは面白いと思いました。 
この前、私が書いたお墓の必要は理屈ではなく、
感じることが原点という考え方にもつながると思った次第です。

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「絆(きずな)」 その1 <お墓の関係> [ビジネス]

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 拙著『美墓』(幻冬舍版) 気に入りのデザイン墓

最近この言葉を良く耳にしたり、目にしたりします。 
私が思うには、この頃の我々の生活の中で
「絆」のことがどんどん忘れられていくような傾向があり、
それを心配する誰かが色々なところで、この問題をとり上げ、
皆で「絆」のことをもう一度思い出してみよう、
或は考えてみようと自然発生的に高まって来ているのではないでしょうか。 
「絆」という時、それは人と人のつながりを指し、
親子、兄弟姉妹、親類、友人、同僚、師弟、同窓、恋人、同人、同郷、同生国、
過去には戦友等々、多様な人間関係の中に目には見えないが、
厳然と存在しているものが「絆」なのでしょう。 
その「絆」を感じるか、はたまた何とも思わぬか、
という点で現在の日本の社会には何とも思わないという人がいるという事実に
遭遇する事が多くなったことで、これは大変だと気付き始めた人が出て来ているのでしょう。

 私は商売柄、この「絆」の問題をお墓の関係でとらえてみたいと思います。
 「お墓とは何でしょう。」 
 「お墓は必要ですか。」 
この素朴な疑問に、誰がきちんと答えてくれるでしょうか。 
僧侶(宗教家)、先生(学者)、親、友人、先輩、書物、講演会の講師、
 墓石店(霊園)、葬送関連業者等々と、
おのおの必要に応じて対話する機会をとらえて答えを見出すのも有りでしょうが、
それで心から納得出来る答えに出会えるかどうかは簡単ではないと考えます。
では、どうすれば良いのでしょうか。
私の考えを先に言いますと、これら二つの疑問に対する正しい答えは
本当は誰も持ち合わせていないのではないかとこれまでずうっと思って来たのです。 
むしろ、理屈の上での答えは必要のないことで、自らがお墓の意味を感じ、 
お墓が必要と感じることではないかと思うのです。
この疑問の解決の根本に「絆」があり、その「絆」を意識できるなら、
いつかその答えを自分の中に見出すものと思っているのです。
 
私(あなた)が今ここに居る事、そのことを考える、
そして私(あなた)が係わった故人たちのことを考えるという事は、
「絆」をたぐることに他なりません。
 
いつ、どこで、どのようにそれらの「絆」をたぐり寄せれば良いでしょうか。 
私の場合、最も集中して考えられる場所はお墓です。 
もし、お墓がないとすると、私の気持ちは落ち着きません。
お墓は特別な空間で、
故人つまり思い出の人が祀られている場所です。

単なる広場や住居や街中とは違います。
と、そのように私自身が思っていると同じに、まわりの人間(特に親類や家族)も
思っているように見えます。
その場所で「絆」をたぐりよせ集中して思ったり、祈ったりする、
それが良いのだと思います。
 
もしも、「絆」を忘れてしまったとするなら自分とは一体何だろうと考え、 
この先、生き続ける意味そのものまで失ってしまうかもしれないのです。
 ですから、人に答えを求めるだけでなく、
自ら答えを見出す為にここにいう「絆」について
今一度考えることから始めるのはどうでしょうかとおすすめします。
 無理やり、理由や理屈に答えを求めるのではなく、
「絆」のことに思いを集中することで、
「お墓とは何か」、「お墓は必要か」という疑問に
すうっと理屈抜きで自分なりの答えが見えて来るものと思います。 
私はそう信じています。
   

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