中国ビジネスの怪 [ビジネス]
週刊誌の報道でU・F・Oという会社の谷絹子社長の記事を読み、
ネットでさらに情報を探してみたところ、
色々と書き込まれていることがわかりました。
一番私の気を引いたのは同社長が中国通で、
中国ビジネスの成功の秘訣に係わる著書を2冊上梓していた事でした。
当時、彼女は中国と30年もの取引実績があり、
しかも会社が急成長拡大路線を順調に歩んでいたということになっております。
となると、同社長の社会的露出も宜(むべ)なるかなと思います。
が、ここへ来て同社の、服飾という事業の根底そのものに疑義が生じ、
結果として、既に民事再生法の適用を申請しているのでした。
負債総額360億円にのぼる大型経済スキャンダルに
発展する可能性もあるというのです。
早速、或る興味から私はその2冊の書物を読んでみたいと、
取り寄せることにしました。
絶頂期に書かれたであろう内容は、
その種の書物として一応体裁が整っているのも
出版を受け持った幻冬舍M・Cの手によるからなのでしょう。
私が興味を持ったのは書かれた内容そのものではなくて、
私の推理が正鵠を得たものかどうか自分で確かめたかったからなのです。
私の推理とは、同社が事ここに至り事件性も出て来ている中で、
遡って執筆した頃に著者のカリスマ女性社長は
どんな気持ちでそれを書いたのか、ということについてでした。
つまり、自らの成功を疑わず、本気のままで本音を吐露したものなのか、
それとも、水面下に隠された失敗の実体を知りつつも
夢の続きを見ようとしてたものかについてであります。
私の推理はその後者ではないかという点でした。
ここでそのなぞ解きをする前にもう少しいろいろなことを
吟味をして見ようかと思います。(つづく。。。)
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