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中国ビジネスの怪 2     [ビジネス]

資料によると同社長は25才で香港に初めて会社を立ち上げ、 
その後事業を発展させてU・F・OグループのCEOとなったということです。 
その間、中国上海に服装縫製工場を設け、現地労働者を800人使いOEMにて、
服飾の生産を行い、最終的に年商は1000億円になんなんとするまでに成長したのでした。
勿も週刊誌はこの年商のケタにも問題があり、
実際の商いの100倍になっているとも書かれていました。


扨、問題は日本の大手銀行をはじめ多くの地方銀行から、
この会社に巨額の300億円という融資がなされたものの、
結局返済されなかったという話です。 
もしもこれが事実だとするなら、通常の不良債権問題を通り超して、
不祥事ということになるというのです。 
銀行の甘さ加減が真っ先に思われます。 
この一件を知って、かつてバフル経済終焉の頃に
世間をにぎわせたあの事件を思い出してしまいました。 
料亭経営者の尾上縫がひきおこした詐欺事件であります。
1991年に逮捕されたのでしたが、
この時に動いた金額は延べ2兆7千億円と巨額も巨額、想像を絶するものがありました。 
負債額は4300億円と桁違いです。 
この二つの事例は全く異なる状況で起きているものの、 
どこか似通っていると思えてしまうのです。 
当人達はどこから見ても信用出来、周囲に警戒を抱かすどころか、
むしろ、周りが信頼されたがる存在だったのだろうと思います。 
その証拠に、あの懐疑的な金融機関の貸し付け担当でさえ、 
無条件(としか思えない)で巨額のお金を融資したのですから。 

それはさておき、私自身も中国とは40年近く石材ビジネスを続けて来た立場ですから、
U・F・OグループCEOの著書の内容は一応理解出来ることは認めます。 
が、概して書物の中味はいわゆるハウツーものに共通しているという印象で
私には特別に中国ビジネスに役立つような事はありませんでした。 
その上でこれらの文章のどこかに先ほどの私の推理に答えてくれる 
鍵がある筈と思ったのです。 
実は、中国ビジネスに忘れてならないあのヤオハンの和田一夫氏との対談が
掲載されていました。
和田氏の肩書きは「国際ビジネスコンサルタント」でした。 
2冊の著書の内容の中で私はこの対談に最も興味を持ちました。  
(つづく。。。)








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