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中国人のビジネス感覚 (6) [ビジネス]

こんにちは。
10日のテレビで市民の多くが関心を持つニュースが流れました。

英国人 英語教師殺害に係わる指名手配中の市橋容疑者の逮捕と

日本人なら知らない人はいない森繁久彌さん(96才)の死去のニュースです。
皆が夫々に対して思うところがあることと存じます。


中国各省から代表として派遣されている石材担当者は、
各々地元の石材産品を輸出商品として交易会の場で捌かねばなりません。
その為、商談窓口の北京総公司の責任者に出品情報を提供する必要があります。
総公司は全体を把握して販売計画、或は商談の作戦を立てます。

と思ったのは会期中の早朝に彼等の控室でよく集まって打ち合わせをしている様子が
うかがえたのです。
当然それら商品には売れ筋のもの(A)と、買い手が付きそうにないもの(B)と
混在しているのですが、総公司が全てを売りつくす責任を負っているのです。

無論、彼等が説明してくれた訳ではありませんが、
思うに中国側が商品を買わせる為に彼等の取った方法は、

1.資金的に購買能力のある商社か否か。
2.対中国輸出希望商社か否か。
3.日本国内での販売力の有無。

を、吟味した上で、

(A)商品を極端に供給数量を制限しつつ、
(B)商品の半強制的な買付要請を行ったり、場合によっては
 (A),(B)商品のパッケージ提案をしてくる。

といったやり取りが行われることがありますが、それでも成功するとは限りません。
しかし、こんな場面で私は出来るだけ前向きに対応することにしていました。
つまり、(B)商品であっても買付を前提として考えて、リスクを最小にする方法を
同時に考えたのです。

そこで、私が言いたいのは、
一見彼等は杓子定規に物事を処理しているように見えても、
本心をもらす一瞬を感じることが出来たことです。
私としては、(B)商品を買って販売努力をすることで
営業力がつくものと考え、
彼等の希望に応えるようにしたのです。
後々、今度は私の強い要求に対し、
ギリギリのところで譲歩してくれたことがあったりして、
私としては彼等にも浪花節が通じるのだとの思いを持つ様になったのです。
この思いは今も持ち続けています。(つづく。。。)


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