最近気になったこと 2012-09-30 [思索]
墓石に絞ってのことですが、このところの反日デモの激化が
墓石業界にどの様な影響を及ぼすのかというテーマについて考えて見ますと、
全く問題がないとは言えませんが今のところ(9月27日)、いつもと変わりなく取引を続けています。
中国の墓石工場は元々中国の石材産地である福建省を中心に集中しています。
ここでは地元の原石の採掘企業をはじめ、たくさんの石製品生産工場に数多くの労働者が働いています。
全てが順調にとはいきませんが、環境や賃金等色々問題を抱えながらも石材業を営んでいる地域なのです。
仮にこの人達に行政から何かの圧力がかかった時に困るのは私達買手のみならず、
彼らにも不都合な事態となるのは明らかであります。
この地のこの人達との取引に於いては、政経分離の原理が働いているとの印象が強く、
人民の生活が第一の原則が守られていると思っています。
とはいえ、今回の問題とは別に地域開発が優先されている観があり、
鉱山閉鎖、工場強制移転、操業停止という動きがあるのも事実です。
私は日中の石材業界は相互依存の関係を構築し維持することが重要で、
その為には互いに相手の立場を尊重して努力をすることが必要と考えて、
具体的に行動をしなくてはならないと思っているのです。
かかる現実の中で石材業界のこれからを考える時、これは単に日中友好という大義のためだけでなく、
日中双方が本気で生業を守り、生きていくためという根本を認識してのことであります。
(つづく。。。)
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