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亀の甲より年の功        2012-0809 [思索]

例.4 品質検査は墓石販売の要(かなめ)

コストは年々上がり続けるのに、販売価格はコストを吸収できる市況にありません。
墓石の需要は良く言えば落ち着いたままです。
このような墓石市場ですから採算を考えると売り上げ増大のために中々思い切った手を打てません。
中国からの輸入墓石の品質は次第に悪化して来ています。
ユーザーのクレームの声は業界の至るところで聞こえます。
このままでは、墓石の不良品であふれてしまう恐れもあります。
このような事情をのりきるにはどうしたら良いのでしょう。
業界としても当然中国側と公式の交渉の場で、品質の向上を強く要請します。
中国側の価格のアップ要求を受け入れよと言うなら、良質の商品を提供することを約束してほしいとせまります。
私はこのやりとりで問題が解決するとは思えませんでした。
売手と買手の話し合いはすれ違いのままなのです。
この点については専門的に考察する必要がありますが、ここではこれ以上触れません。
墓石のようなニッチな市場とは別のもっと大きく大衆が係わる一般の消費者市場にあって安かろう悪かろうが通るわけがありません。
まして、高かろう悪かろうにおいておや、であります。
私は『安心石材店の会』という優秀石材店が集まる会の会長でもありますので、消費者に安心出来る商品を提供していくため、ブランド化を目指しています。
その為、もしもこのまま不良品の墓石を提供するとすれば、ブランドはおろか誰からも信頼されない販売業者の集団になり下がってしまうことを恐れます。
一体どうすれば現状を打破出来るのか。
じっと河清を待つのか、それとも自ら河に入ってよどみを取り除くべきか。
私の選択は手をこまぬくことなく、たとえその為に費用がかかっても
良品のみの提供に向かって積極的に動き出すことでした。
それは同時に作り手の中国工場の中に入り込んで共に生産の工程で品質改善策を工夫してみようということです。
とにかく早く結果を出したいものと動き出しました。
これは年の功を論じているレベルではないかもしれません。
が、何としても、今こそやるべしと強く思うのは、やはり年の功を発揮すべきかと思う次第です。 (おわり)


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